製品ができるまで
Mt. FUJI WOOD PROJECTでは、建築材として利用価値のない間伐材や端材を利用しています。
今まで捨てられていたものも多く、その部分を利用することで、森林整備が促進できます。
原木から製品までの過程はとても長い道のりを経て完成に至ります。
Mt. FUJI WOOD PROJECTの製品は、合板を使用せず、すべて天然無垢の一枚板のみを使っています。
- 1)山で木を伐採
- チェーンソー等で木を伐採。とても危険な作業です。
- 2)丸太の玉切り・運搬
- 建築材料として使用できる部分以外をチェーンソーで適切な長さに玉切りし、運搬しやすくします。
伐採したばかりの丸太は、水分を多く含んでおり、とても重いものです。
長さ1m程度の丸太でも人の力では持ち上げるのが大変なほどです。 - 3)丸太の皮むき
- 製品用として運搬した丸太の皮むきをします。
この皮むきを怠ると虫が混入し、穴があいてしまい、貴重な木材の多くの部分が製品として使用できなくなってしまいます。 - 4)製材・挽き割り
- 丸太をそのまま乾燥させると、丸太の中心部分と表皮部分では収縮率が異なるため、ひび割れが必ず起こります。
そのため、丸太を挽き割り、乾燥させます。 - 5)天然乾燥
- 挽き割った木材を天然乾燥させます。乾燥するまでには年単位の月日がかかります。
天然乾燥は人工乾燥に比べ、艶が良く、木そのものの魅力を損なわない利点があります。 - 6)製材・板割り
- 乾燥した木材を加工機で加工できるサイズに製材します。
- 7)カンナ掛け
- 製材した板をカンナ掛けし、厚みを調整します。
- 8)レーザー加工等
- 一枚一枚の板を手作業で工作機器へセットし、レーザー加工等をデジタル制御にて加工します。
デジタル制御といっても、プリンターのように次から次へ完成品が工作機器から出てくるわけではありません。
天然素材のため、一つ一つ材による特性を考慮し、加工していきます。 - 9)仕上げ加工
- 同一の特性が存在しない天然素材のため、デジタル工作機器のような精度の高い機器で加工したとしても、その仕上がりは一律ではありません。
そのため、デジタル工作機器で加工後、手作業による仕上げ加工を行い、加工を仕上げます。 - 10)水引・洗浄
- 木の繊維を整え、加工部分の余分な汚れを取るため、水引・洗浄をします。
- 11)乾燥
- 水引・洗浄した製品を乾燥させます。
- 12)仕上げ研磨
- 製品の乾燥後、製品を研磨して完成品となります。