Mt. FUJI WOOD PROJECTでは、天然素材の魅力を最大限に引き出すため、デジタルファブリケーション(デジタル製造技術)を用いて、製品を創り出しています。
その中でも木材と相性の良いレーザー加工を施した製品が中心です。
レーザー光を木材に当てるとその部分が炭化し(こげ)、茶色のコントラストがアクセントとなります。
このため、塗装等を施さなくともデザイン性が高まり、化学的な材料を使用しなくとも天然素材のみで製品の完成度が高くなります。
天然素材のみのため、そのまま土に環ることができる環境に優しい製品です。

虫眼鏡をつかって太陽光を紙に照射し、燃やした体験がありますか?
レーザー加工は、これと同様な原理で、光のパワーと焦点をデジタル制御し、非接触で加工する手法のため、他の手法ではできない複雑かつ繊細なデザインを表現することが可能です。

レーザー彫刻(レーザーマーキング)

レーザーの出力や照射時間をデジタル制御し、彫刻深度を変化させて加工します。
レーザー光を木材に当てるとその部分が炭化し(こげ)、茶色のコントラストで彫刻部が可視化されます。
焼き印と同様なイメージに思われますが、レーザー彫刻はデジタル制御及び非接触加工のため、デザインを複雑かつ繊細な彫刻加工することによって表現し、 木そのものがインテリアとして手軽に飾れるようになっています。
焼き印では不可能な微細な加工が特徴です。

レーザー切断(レーザーカッティング)/ 抜き加工(透かし彫り加工)

レーザーの出力や照射時間をデジタル制御し、彫刻加工より高いレーザーパワーで照射することで、木材を切断し加工します。
デジタル加工によって木材でも切り絵のような繊細な切断加工(透かし彫り加工)が可能となります。
天然素材のみを使用した透かし彫り製品は、木の繊維方向の強度が弱いため、ありそうであまり多くありません。
木の繊維方向の強度補強をデザインに取り込むことで微細で精巧な美しい透かし彫り加工を実現し、木そのものがインテリアとして手軽に飾れるようになっています。
加工部分から光が透過し、光と影の演出が新たな空間へと導きます。